配管ジャーナルPiping Journal

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水漏れに有効なレクターシールの特徴・使い方について解説

配管の水漏れに有効なのが、水漏れパテによる応急処置です。この記事では、短時間で金属のように硬化するパテ「レクターシール」を紹介します。特徴や主な用途、使い方について詳しく解説します。

レクターシールとは

レクターシールは粘土のような形状で、ひび割れや穴を埋め込むために使われます。配管やトイレで水漏れが発生した場合に使えるうえ扱いが簡単なため、配管のプロのみならず一般の方でも水漏れの補修に使えます。

一般的に水漏れには自己融着テープや接着剤が使われますが、強力なパテであるレクターシールは、高い防水性があり、形も自由に変えられることから汎用性が高いです。-40〜200℃の温度に対応し、蒸気配管にも使用できます。耐薬品性に優れ、薬品が流れる配管の漏れも防げます。飲料水用の配管やタンクにも補修可能です。

レクターシールは耐久性に優れる「金属用パテ」

レクターシールは、家電製品やフェンスなどの金属加工品にも使える「金属用パテ」です。水漏れをしっかり補修したい際におすすめです。防水粘土パテと比較し、レクターシールの価格が700~2000円と高めなのは、防水粘土パテよりも耐久性が高いためです。

レクターシールの使い方

ここでは、レクターシールの使い方を4つに分けてで解説します。

1.水漏れを起こしている場所を特定する

レクターシールを漏水箇所に貼り付ける前に、どこから水漏れを起こしているか突き止めます。漏水は1箇所のみで起きているとは限りません。他に水漏れしている場所がないか、確認します。漏水箇所をチェックした後は止水栓を閉めて水を止め、水が漏水箇所から漏れ出さないようにします。

2.水漏れしている場所の汚れを落とす

水漏れ箇所をすべて特定したら、水漏れしている場所の汚れを落とします。汚れを残したままレクターシールを塗っても漏水箇所にうまく馴染まないからです。場合によってはサンドペーパー等で接着面を研磨してもいいでしょう。

漏水箇所が濡れていてもレクターシールは馴染みません。水分を十分に拭き取ってからレクターシールを塗ります。

3.レクターシールを手で練る

レクターシールは、漏水箇所に塗り込む前に練る必要があります。練る時間はおおよそ1〜2分程度でOKです。練りすぎると接着不良や硬化不良を起こすことがあるので注意が必要です。エポキシ系のパテであるレクターシールを使用する際は、手に匂いが移らないよう手袋をするのがおすすめです。

4.レクターシールを漏水している場所に塗る

練ったレクターシールを、漏水箇所に塗り込みます。その際、隙間があるとそこから漏水してしまうため注意が必要です。その後1時間ほど放置し、固着するのを待ちます。

まとめ:水漏れにはレクターシール(EPパテ)がおすすめ

配管の水漏れを応急処置するのであれば、水漏れパテである「レクターシール」を使うのがおすすめです。「レクターシール」は、漏水箇所に塗り付けることで固着し漏水を防いでくれます。

配管機材の専門商社として75年の歴史を持つ三興バルブ継手(株)では、レクターシールをはじめとした水漏れの応急処置に使える資材も取り扱っております。

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