LIXIL（INAX）の便座・シャワートイレの種類と機能を紹介
LIXIL（INAX）のシャワートイレはさまざまなモデルがあり、機能や価格帯も異なります。今回は、顧客に合ったシャワートイレを提供する上で、押さえておきたいシャワートイレの種類や機能についてご紹介します。
シャワートイレの種類
シャワートイレと言っても種類はさまざまです。まずは、シャワートイレの基本的な種類を解説します。
シャワートイレ一体型
シャワートイレ一体型は、タンクがあるタイプとタンクが無いタイプがあり、タンクがあるタイプをシャワートイレ一体型便器などと呼び、タンクが無いタイプをタンクレストイレと呼びます。どちらもシャワートイレ機能を備えた便座とタンクが一体となっています。
シャワートイレ一体型の懸念点は、便座が故障した際は修理はできるのですが、別のタイプの便座へ交換することができない点にあります。
シャワートイレ シートタイプ
シャワートイレ シートタイプは温水洗浄機能が付いた便座です。
温水洗浄便座に交換する際には、以前使用していた便器をそのまま使用できるため、床工事などは必要ありません。温水洗浄便座は、おしりの洗浄で使うお湯を出す方式やリモコンの設置位置に違いがあります。
お湯を出す方式は2種類ある
シャワートイレのお湯を出す方式は「貯湯式」と「瞬間式」の2種類があり、便座のグレードによって異なります。
貯湯式では、タンクに貯めた水を温めておき、温水洗浄のときに使用します。タンクに貯まったお湯を使い切ると水しか出なくなるため、新たな水が温められるのを待つ必要があります。
一方の瞬間式では、水道管から流れてきた水を瞬時に温めます。貯湯式と比べて本体代が高いですが、お湯切れの心配をすることなく連続で使用できます。
リモコンの位置は2種類ある
リモコンの位置は、壁に取り付けるタイプと便器の袖に付いているタイプの2種類があります。
ハイグレード、ミドルグレードでは壁付けが多く、ベーシックグレードでは袖付けが多い傾向です。
シャワートイレの快適機能
シャワートイレを快適に利用するための便利な付属機能をご紹介します。紹介する快適機能は、メーカーや機種、グレードによって異なります。
防菌・消臭機能
菌の発生・増殖や嫌な臭いを防いでくれる防菌・消臭機能です。LIXIL（IMAX）では、気流を発生させて便器鉢内を脱臭する機能や、銀イオンのパワーでノズルの菌の繁殖を防ぐ機能が付いたシャワートイレがあります。
温風乾燥機能
温風乾燥機能は、洗浄後に便座から温かい風を出しておしりを乾かす機能です。おしりを清潔に保つことができ、洗浄後の不快感を減らせます。
掃除を楽にする機能
面倒で厄介なトイレ掃除を楽にする機能があります。LIXIL（INAX）では、便器と便座の隙間を掃除するための自動リフトアップ機能を採用し(手動のタイプもあります)、掃除のしにくいスペースでも手が届くようにしています。
汚れを付きにくくする機能
便座・便器に汚れを付きにくくする機能です。便器についてはアクアセラミックという素材を使用しており(一部シリーズではオプションとなります)、簡単なお手入れでもきれいな状態を保てます。また、便座の継ぎ目をなくして汚れが隙間に入り込まないようにする構造や、ノズルを常に綺麗な状態に保てるノズル洗浄などがあります。
ちなみに、便座のサイズ選びや交換方法、トイレの水漏れについては次の記事で詳しく解説しています。
●水漏れの原因は？トイレ・キッチン・お風呂の場所別で対応法を解説
●LIXIL（INAX）の便座のサイズの選び方【完全版】
●LIXIL（INAX）の便座の取り替え方法を解説
まとめ：シャワートイレは顧客のニーズに合ったものを
今回紹介した通り、LIXILのシャワートイレの種類はさまざまです。グレードによって備わる機能が異なるので、顧客のニーズと予算を踏まえつつ選ぶ必要があります。
LIXILの代理店である三興バブル継手(株)は、商品の網羅性が高く、スピーディーかつ安定的に製品を供給できます。また、施工現場の状況をお聞きしてのアドバイスを積極的にしており、現場の写真を送っていただければ、適合するアイテムを選定することもしております。
シャワートイレをお求めの際は、ぜひお気軽にお問合せください。経験と知識豊富なスタッフが丁寧にお応えいたします。
