配管ジャーナルPiping Journal

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電磁弁を取り付ける方向は?【電磁弁トラブル対策Q&Aシリーズ⑤】

いつもお読みになって頂きありがとうございます。

今回の電磁弁トラブル対策シリーズでは、(株)ベン様の代表的な電磁弁シリーズについて寄せられるご質問の中から、電磁弁の正しい取り付け方向(縦・横向きはどうしたらよいか)や間違った取り付け方向によるトラブル事例をご紹介させていただきます。

それでは、今回も一緒に電磁弁仕様に関するポイントをおさえていきましょう!

Q.電磁弁を縦配管への取り付けや、コイルの横向き取り付けはできますか?

A.桃太郎シリーズ((株)ベン商品)の場合では、呼び径が50A以下であれば問題ありません。

ただし、縦配管や横向きで取り付けた場合、可動部品の摺動抵抗が増して弁閉しずらくなるため、弁前後の差圧(最低0.03MPa)をつけ、弁閉しやすくする必要があります。※呼び径65A以上は水平配管に正立取り付けとなります。

※また、逆さ(コイルを下向き)に取り付けると弁が閉まらなくなります。

Q.二次側(出口側)が立上り配管の場合、逆流することはありませんか?

A.電磁弁は弁体部の重量と流体圧で閉止しています。つまり、逆圧がかかると逆流してしまうということです。逆流する可能性がある配管では、二次側に逆止弁を設けるなどの対策が必要になってきます。基本的に

電磁弁の構造はすべて同じになっているため、逆圧がかかると逆流します。

 

〇まとめ

電磁弁の取り付け方によっては、弁閉が正しく機能しなかったり、逆流の恐れがあります。正位取り付け以外の場合は、事前に専門メーカーや商社に確認することをお勧めします!もちろん当社でも承っておりますので、お気軽にお問合せください。

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専門スタッフの在籍する「三興バルブ継手(株)」または弊社運営のECショップ「VALVIA(バルビア)」にお気軽にお問合せください!

 

 

 

 

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