配管ジャーナルPiping Journal

改めて聞きたい配管基礎知識

シンクの交換時期はいつ?シンクのみの交換なら費用も工期もかからない!

オフィスや事務所に設置されているシンクには、耐用年数があります。シンクの素材にはステンレスや人工大理石、ほうろう(琺瑯)など種類があり、素材によって耐用年数にばらつきがあります。

今回は、シンクの素材ごとの耐用年数についてご紹介します。

シンクとは

150 シンクとは、キッチンの流し台のことで、食器や食材を水洗いするためにキッチンに備え付けられている水槽部のことを指します。シンクの材質はステンレスが一般的ではありますが、他にも人工大理石やほうろう(琺瑯)、陶器で作られたものもあります。

また、シンクにはオーバーシンクとアンダーシンクの大きく2種類の設置方法があります。

シンクに使われる素材と耐用年数

80 この項目では、一般的にキッチンのシンクに使われる素材と耐用年数について説明します。 シンクの素材により耐用年数は異なるため、それぞれの素材を見ていきましょう。

ステンレス

120 ステンレス製のシンクの耐用年数は10〜15年です。ステンレスは耐久性と耐熱性に優れ、錆びにくいという特徴がありますが、傷つきやすく、さびている金属製品が近くにあると傷からさびをもらうことがあるため、注意が必要です。

ステンレス製のシンクは掃除がしやすいですが、怠ると光沢がなくなり水垢が目立ちます。 また、ステンレス製のシンクの中には耐薬品性粉体塗装仕上げをしているものもあり、耐薬品性に優れます。

人工大理石

160 人工大理石製のシンクの耐用年数は、15〜20年です。人工大理石は、主な原料であるアクリル樹脂やポリエステル樹脂を固めたものでできています。

耐熱性や耐久性、耐薬品性が高く、シンクと天板につなぎ目がないキッチンを作れるのがメリットです。一方、経年により黄ばみが出やすい、熱やシミによる変色が起こるなどのデメリットがあります。

ほうろう(琺瑯)

100 ほうろう製のシンクの耐用年数は、10~20年ほどです。

ほうろうは金属にガラスの釉薬を高温で焼き付けているため、耐熱性が高くて傷がつきにくく、匂い移りが少ない素材です。また、耐久性や耐薬品性にも優れています。

ただし、重たい物を落とすとガラスの釉薬にひびが入ったり、経年により釉薬が剥がれてさびやすくなったりなどのデメリットがあります。

陶器

100 陶器製のシンクの耐用年数は20年前後です。陶器はさびにくく汚れが付着しにくい素材ですが、経年により表面が割れやすいという特徴があります。

耐久性に優れますが、耐熱性には優れません。また、衝撃に弱く、重い物や堅い物を落とすと表面が欠けてしまうことがあります。

シンクのみ交換できる場合

400 シンクの設置方法には、シンクを天板(ワークトップ)の上からはめ込むオーバーシンクと、シンクを天板(ワークトップ)の下からはめ込むアンダーシンクがあります。

アンダーシンクは交換が難しいですが、オーバーシンクであればシンクのみの交換ができる可能性が高いです。 また、シンクのみの交換できるかどうかは、オーバーシンクであること、システムキッチンであること、シンク自体のサイズが既製品サイズであることをすべて満たす必要があります。

キッチン全体を交換するのに比べ、シンクだけの交換はコストダウンにつながります。また、交換自体は1日で終えることがほとんどのため、工期も短くて済みます。

キッチンのワークトップ(天板)の耐用年数は約15〜20年、排水管は約20〜30年とされており、シンクよりも長いです。そのため、シンク自体に不具合があるのか、排水管に不具合があるのかといった、不具合の程度によって、シンクだけを交換するのか、システムキッチンを交換するのかを判断するといいでしょう。

シンクのみの交換ができない場合

40 シンクのみの交換ができない場合は、キッチン自体の入れ替える、ミニキッチンを利用する、といった方法があります。

入れ替えにはセクショナルキッチンがおすすめ

80 LIXILでは、流し台やコンロ台が独立した「セクショナルキッチン」の用意があります。「セクショナルキッチン」は、設置場所の間口に合わせて選びます。

参考:LIXIL https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchens/sectional/
参考:LIXIL https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/wood/

オフィスにはミニキッチンが最適

100 キッチンの機能をコンパクトにまとめたミニキッチンは、ワンルームや高齢者向け住宅、オフィスに最適な商品です。下段に冷蔵庫や飲料用電気温水器を設置できるタイプもあり、用途に合わせて選べます。

LIXILのシステムキッチンはすべて、天板とシンクを接合した状態で工場から出荷されるため、シンクのみの交換対応ができません。シンクだけの交換ができない場合にご利用するといいでしょう。

参考:LIXIL https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/mini_kitchen/

シンクの交換時期は素材ごとの耐用年数を目安にするのがおすすめ

150 キッチンのシンク交換時期は、素材ごとに異なるため、耐用年数を目安に交換を考えるようにしましょう。 なお、シンクのみを交換すれば、費用は10~20万円程度で済みますが、システムキッチンを全て交換する場合には100万円近くかかってしまいます。

シンクの耐用年数に合わせて、シンクのみを交換すれば、費用も抑えられるでしょう。

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