配管ジャーナルPiping Journal

商品・サービス導入事例

大型配管のバーリング加工に関するサポート事例を紹介

配管には、建物の構造や配管の中を通る流体に適したさまざまな形状があります。配管経路に分岐が必要な場合は、しばしばチーズ継手を使用しますが、チーズ継手による加工は手間やコストがかかります。大型の配管になればなおさらです。

そのような場合にはバーリング加工を施した配管を使用するのがおすすめです。この記事では、バーリング加工で設備施工会社をサポートした事例について紹介します。

大口径のバーリングにも対応可能

三興バルブ継手株式会社が配管材料を納品している空調・衛生配管設備施工会社から、口径が200Aを超える配管のバーリング加工依頼をいただきました。

依頼主の工場には、口径が200Aまでのバーリング加工機しかありません。そこで、200Aを超える配管の加工を当社で引き受けることになりました。当社には、300Aまでの配管をバーリング加工できる設備があるからです。

バーリング加工を外注するメリット

依頼主の配管設備施工会社は、当社にバーリング加工を依頼することで作業時間と費用の削減につながりました。

依頼主が懸念していたのは、バーリング加工の外注によって自社での作業時間を削減できる分、配管の加工費や配送費が余分にかかることでした。トータルで見ると、社内で加工するよりもコストアップするのではないかと心配していました。

そこで、当社でバーリング加工をした場合にかかる費用と、チーズ継手を使用して工事現場で溶接加工した場合とを比較できる見積もりを提出しました。

当社でバーリング加工をする場合は最小限の作業で済むため、費用を抑えられます。そのため、依頼主の工場で材料を手配して配管加工するよりも、当社でバーリング加工して配送する方が低コストであることが判明しました。

大型配管のバーリング加工をサポート

今回は、依頼主が受注したバーリング加工のうち、200Aを超えるサイズの配管の加工のみをサポートしました。バーリング加工とは、配管に穴を開け、その穴の内側から外側へコマを引き抜き、穴の縁に立ち上がりを作る作業に伴う知識と経験が必要な加工です。

今回の依頼主は実際にバーリング加工を手がけている会社です。納品した配管の品質について尋ねたところ「想像していた以上に質が高い」との回答をいただき、当社のバーリング加工の技術の高さを再確認できました。

200Aや300Aを超える大型配管を扱う現場はそう多くはないため、そのサイズに対応したバーリング加工の設備を持つ会社はさほど多くありません。当社には大型配管に対応したバーリング加工機があるため、いつでもサポートできます。

依頼の経緯

そもそも資材を納品している依頼主の工場が多忙を極めており、仕事を受注しても納期までに完成できるかが不安材料であると聞いたことを受け、当社の営業担当者がお手伝いできることを申し出たことが、今回の依頼のきっかけでした。

当社は配管資材を扱う専門商社のため、通常は注文いただいた資材を納品するまでを請け負います。また、バーリング加工の設備も整っています。そこで今回は、お客様のお困りごとを解決するため、配管加工のサポートを申し出ました。

お客様の困った状況をサポート

この記事では、大型配管のバーリング加工に関する事例を紹介しました。

●材料費と作業費の削減
●人手不足の解消
●大型配管のバーリング加工をサポート

バーリング加工を外注することでこのようなメリットが得られます。

当社は、多数のメーカーと取り引きがあり、在庫力も豊富です。依頼には専門の担当者が商品を選定し、納品までスムーズにサポートします。メーカーから届いた商品を加工してからお届けすることも可能なため、繁忙期や納期が重なっていて現場が厳しい場合はぜひご相談ください。

配管資材専門店VALVIA(バルビア)