配管ジャーナルPiping Journal

図面製作サポート

配管図面の使い方を解説|平面図の作成から始まるCADの活用も

大規模な配管工事では、数十枚という配管図面を活用します。その図面の中の1つが配管平面図です。3D CADによる図面作成が進む中、どのように工夫すれば施工を効率化できるのか悩む方は少なくないでしょう。

この記事では、配管図面の使い方やCADの活用法などを解説します。

 

無料オンラインセミナー開催!下記バナー又はQRコードよりお申込みください。

配管図面とは

配管図面は、建設・建築プロジェクトにおいて、配管システムの配置や構造を示す図面です。

流体を移送する装置や配管の配置順序、要素、各種設備との位置関係を示す配管系統図や立体を斜めの視点から捉えて表示するアイソメ図、真上から捉えた平面図など、配管図面にはいくつもの種類があります。設計や施工、運用、保守などのさまざまな段階で重要な役割を果たす重要な図面です。

精度の高い配管図面は、プロジェクトの効率的な進行と安全な運用を確保するために欠かせません。

配管図面の使い方

この項目では、作業を効率化するための配管図面の使い方を解説します。配管図面の解読が難しい現場の場合は、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

  • スラブへ墨出しする
  • 配管図面の視点を統一する

スラブへ墨だしする

スラブとは、鉄筋コンクリートで作られた構造床や屋根を指します。配管図面を現場に描くスラブの墨だしを行うことで、都度図面を確認せずに作業を進められます。

墨だしをする際には、レーザーを使って正確なポイントを測り、伸縮ポールで天井配管の吊りバンド用アンカー位置を確認しながら確実に作業するといいでしょう。

スラブに墨出した後、仕上げがある場合には隠蔽できるので問題ありませんが、コンクリートを打ちっぱなしにする場合は墨だしが禁止されている可能性があるため、事前に確認が必要です

配管図面の視点を統一する

複数人で作業をする場合は、配管図面の視点を統一しておくといいでしょう。見上げか見下げで共通の認識を持っておくことで、施工中のコミュニケーションの齟齬を防げます。

見上げは、天井を見上げた視点で配管図面を描く一方、見下げは下の階を見下ろした視点で天井配管を描きます。

例えば、見上げにおける3階の配管図面は、4階部分の天井配管を指します。視点を統一しておかなければ作業工程でミスが生じかねないため、事前に確認しておきましょう。

記号の役割

配管図面には、記号が不可欠です。

記号の活用によって、計測器やエネルギー交換機器、または連結部など、配管に関連するさまざまな情報をわかりやすく把握できます。

メイン配管は実線、機械連結は複線など、テキストでは収まりきらない情報を簡潔にまとめられるため、作業負担の削減にもつながります。それに加えて、記号によって統一された図面が作成されるため、施工側も解読しやすいです。

「アイソメ図」と「アクソメ図」

アイソメ図とアクソメ図は、それぞれ記載方法と用途が異なります。

アイソメ図

平面のみならず高さや奥行きなど、3次元の情報を組み込んで作成する図面です。


水平方向を傾斜し、配管を記載することで立体的に表現します。配管接続や配管の形状が分かりやすいため、主に施工時に活用します。

アクソメ図

配管を記載した平面図(見下げ)を傾けて、に高さや寸法を加えた図面です。


高さや奥行きは記載しない簡素化された図面であり、配置検討に活用します。

配管図面をCADで作成する方法

配管の施工を効率的に行うには、正確な配管図面が必要です。図面に不備があると修正に時間がかかり、工期が遅れかねないためです。

CADを活用すれば、データ修正にも手間をとられず、正確な図面を作成できます。

配管図面をCADで作成する方法は以下2つです。

  • 平面図を作成する
  • 側面図・正面図・アイソメ図を作成する

平面図を作成する

CADで配管図面を作成する際、まず平面図を作成します。平面図では、配管経路や接続部など配管に関する主要情報が把握できます。CADを活用すれば、平面図から立面図への展開や配管の伸縮などが自動で行えるため、図面作成の作業時間短縮が可能です。

CADの種類によっては、自治体に合わせた表記や角度、器具で自動作成できるなど、手間のかかる編集を効率的に行えます。施工担当者への指示書や公的機関への申請書類の作成にも有効です。

側面図・正面図・アイソメ図を作成する

平面図の作成後は、建物を横から見た側面図、正面から見た正面図に加えて、アイソメ図を作成します。各図面を作成しておくと、配管接続部など立体的なイメージを施工担当者に伝わりやすくなります。

ただし、各図面はすべて連動しているため、1箇所の修正をすべての図面に反映させるのに時間がかかります。検討段階や状況によって図面の修正が生じることを踏まえ、1つの修正が他の図面にも反映される3D CADを利用するといいでしょう。

3D CADなら図面作成の効率化が可能

3D-CADなら、事前に2次元の図面を作成せずに3次元での図面を作成できます。2次元の図面が必要な場合、3次元図面から切り出せるため図面の作成時間を短縮できるでしょう。

加えて、複雑な配管を立体的に表現できるため、クライアントに完成イメージを伝えやすいです。配管の寸法や角度など1つの図面における変更も他の図面に反映すれば、図面作成を効率化できます。

現況図作成代行サービスなら三興バルブ継手にお任せください!

三興バルブ継手株式会社は、建設会社や建設設備会社の省人化・省力化に役立つサービスとして現況図の作成代行を行っています。

3Dレーザースキャナーによる現況図作成により、現地調査から作成にかかる業務を最短3日で行います。建設現場のさまざまなニーズに対応いたします。

他にも、必要な配管資材をご注文後、加工した状態で納品するサービスも提供しており、受発注業務と加工管理業務、資材管理業務などもサポートします。

現況図作成を効率化したい場合は、ぜひ三興バルブ継手にご相談ください。

配管図面の作成には3D CADを有効活用しよう

この記事では、配管図面の使い方やCADによる配管図面の作成方法を解説しました。配管図面を手書きで作成すると、修正や変更に手間がかかるため、3D CADを使って効率化しましょう。スラブへの墨だしや視点の統一、記号の活用など、施工で活用できる情報もぜひ参考にしてください。

三興バルブ継手は配管資材を熟知したスタッフが多数在籍しており、あらゆる課題に対応できる体制を整えています。

現況図作成にリソースを割けない、建設業界で業務の効率化に課題を感じている場合は、三興バルブ継手にご相談ください。

 

無料オンラインセミナー開催!下記バナー又はQRコードよりお申込みください。

配管資材専門店VALVIA(バルビア)