配管ジャーナルPiping Journal

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金属加工の依頼とは?金属加工を外注するメリット・デメリットを解説

亜鉛除去 溶接 配管

亜鉛除去・開先加工などの金属加工作業に多大な時間を費やしていませんか?

亜鉛を除去せずに溶接するとさまざまな問題が生じるため、溶接継手には亜鉛除去が必要です。しかし作業員による亜鉛除去作業は、手間や時間がかかるだけでなく、怪我や中毒症状などを引き起こす危険性があります。

そこでこの記事では、亜鉛除去などの金属加工を正確・迅速・安全に実施したい時に便利な外注のメリット・デメリットを解説していきます。

継手の亜鉛除去・開先加工を自動化

従来、手動工具で行っていた継手の亜鉛、黒皮除去やパイプの亜鉛、黒皮除去、開先加工を完全自動化に成功した機械がパイプシェーバーです。 受注した金属加工の依頼内容に沿って、溶接前作業である内外面の亜鉛・黒皮除去・開先加工などが行えます。

パイプシェーバーで加工することにより、品質の向上や作業時間の短縮、コストカット、怪我や亜鉛中毒などのリスクヘッジができます。

自社での金属加工はデメリットだらけ?

手動工具で亜鉛除去加工すると、手元が安定せず切削が安定して行えません。結果的に製品の欠陥や生産性の低下、人手不足・人件費の増加に繋がります。 それだけでなく、手動工具使用による怪我のリスクや亜鉛中毒症状を引き起こす恐れも生じます。

製品の欠陥

手動工具で継手の切削加工すると安定せず、仕上がった加工部分に凸凹が見られるケースがあります。その状態で溶接すると耐久性の低下を招く原因となります。

生産性の低下・人手不足

手動工具での切削加工は手間と時間がかかり、他の作業にとりかかれないため、生産性の低下や人手不足、人件費の増加が生じます。

怪我や亜鉛中毒のリスク

グラインダーの回転部分に接触して起こる怪我や、亜鉛を切削する時に起こるヒュームの発生により、亜鉛中毒を引き起こす可能性があります。 金属加工を外注することによりこれらのデメリットがすべて解決できます。

溶接継手の亜鉛メッキ除去サービスの特徴

三興バルブ継手株式会社に依頼いただく継手やパイプの亜鉛除去・開先加工は、シーケー金属株式会社製のパイプシェーバーを使用します。

パイプシェーバーとは

パイプシェーバーとは、パイプや継手の亜鉛除去・開先加工を完全自動化した世界初の機械です。パイプは内外面の亜鉛・黒皮除去・開先加工が行え、継手は内外面の亜鉛・黒皮除去が行えます。パイプはSGPやSTPG Sch40、SGPの継手はシュートエルボ、ロングエルボ、チーズなど全48品種に対応しています。

パイプシェーバーの特徴

パイプシェーバーは操作性の高いタッチパネルを使用します。パイプの亜鉛除去は定尺〜最短200mmまで、除去幅は5mm〜40mmまで自由に変更可能です。30°の開先加工が全自動で行え、ルート面の幅を自由に選択できます。

継手の亜鉛除去は、継手を回転させて内外面を加工、エルボ類はカメラ式センサーが位置を認識し、天板を傾動させて行います。

パイプシェーバーのメリット

亜鉛除去により溶接時のヒュームの発生が抑えられ、作業員の安全が確保されます。 内外面の亜鉛除去によりTIG溶接も可能なため、ブローホールなどの溶接欠陥が防げます。 100A 1個あたり2箇所の亜鉛除去が必要な部品の場合、約7分で除去作業が完了します。

パイプシェーバーを導入した設備会社の担当者からは「従来1時間程かかっていた作業が約10分程度で終えられた」と驚きの声も届いています。 パイプと継手の同時加工もできて、生産性の向上やコストカットが実現可能です。

まとめ:金属加工は依頼する方が効率的

亜鉛除去や開先などの金属加工は、依頼することで圧倒的に作業が効率化して生産性がアップします。また、コストカットや怪我、亜鉛中毒などのリスクも避けられるメリットがあります。

業界ひとすじのプロ集団である三興バルブ継手株式会社では、「配管設備資材の販売・納品」だけでなく、改修工事現場を中心とした「3Dスキャナによる図面作成」や、「配管継手加工・ハウジングプレファブ加工」までワンストップでお届けできるサービスを展開しております。幅広い知識を持つ専任の担当者が対応いたしますので、お気軽にお問い合せください。

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