配管ジャーナルPiping Journal

改めて聞きたい配管基礎知識

ステンレス鋼鋼管で使用する絶縁ユニオンについて詳しく解説

絶縁機能のある継手には、絶縁ユニオン継手、絶縁フランジ継手などがあり、これらの継手は、配管工事の異種金属配管などで使用されます。ここでは、絶縁ユニオンを中心に、絶縁継手がどのような場合に使われるのか解説します。

ステンレス鋼鋼管と異種金属管の接続で絶縁を行う理由

管工事では、さまざまな金属管が使用されます。異種金属同士を接合する際は、絶縁の必要があるか確認しながら施工する必要があります

水などの電解溶液で電位の違う金属が接すると、電池回路が形成されます。電食により電位の低い金属方で、ガルバニック腐食と呼ばれる腐食が進行することがあります。そのため、接合する管の材質が違う場合は、電食が起きないように絶縁継手で腐食を抑制する必要があります。

ステンレス鋼鋼管と異種金属管の接続でも同様に腐食が発生する恐れがあり、絶縁処理が必要となってきます。ただし、銅管とステンレス鋼鋼管の接続の場合は電位差が少なく腐食が起こりにくいとされています。※黄銅製金属の場合は腐食の恐れがあり絶縁処理が必要

ステンレス配管での絶縁方法

ステンレス配管との異種管接合の場合、フランジで絶縁をとる場合や、ユニオン継手、アダプタ継手で絶縁をとる方法など様々あります。

また、絶縁ユニオン継手といっても、ねじ込み式、拡管式、プレス式など管種や接続方式で変わってきます。

絶縁ユニオンの接合例

引用:ステンレス協会配管システム普及委員会「ステンレス鋼鋼管と異種金属とを接続する場合の絶縁施工について」

絶縁ユニオンは可動部であるユニオンナット(袋ナット)を回すことにより着脱できるため、機器との取合い部の絶縁などによく使用されます。

ステンレス鋼鋼管と異種金属管接合の際は、図のように、ステンレス鋼鋼管側に絶縁ユニオンの取り付けを行います。ナットとねじの間にガスケットを挟んで止水し、さらに合成樹脂などの絶縁材を噛ませ絶縁を施します。

施工前に管やパーツの汚れを除去することで、漏れやつまりの予防ができます。また、ねじ込む際には、大きなトルクをかけたり、ナットを締めすぎたりしないように注意します。

まとめ:仕様に合わせ絶縁継手を選ぼう

絶縁ユニオンは、多くの小径配管工事に用いられる継手のひとつ。絶縁フランジとともに、異種管接合時の絶縁処理で使用されます。 ユニオン継手の特徴は、ユニオンナット回すことで継手の切り離しができることです。配管の施工方針やメンテナンスのことを考慮し、適したものを選ぶのが重要です。

絶縁ユニオンの選定でお困りの場合は、継手の専門商社・三興バルブ継手(株)にご相談ください。知識と豊富な実績、多くの取り扱い品種からお客様のニーズにお応えいたします。

施工現場の状況をお聞きしてのアドバイスを積極的にしており、現場の写真を送っていただければ、適合するアイテムを選定することもしております。お気軽にご相談ください。

三興バルブ継手(株)

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