配管ジャーナルPiping Journal

商品・サービス導入事例

3Dレーザースキャナー活用事例②新設する配管ルートを現況の図面に併記したい

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この記事では、工場の改修工事のために3Dレーザースキャナーを使った現地調査から現況の図面起こしまでのプロセスについて、実例を挙げて紹介します。

依頼内容

現場は、福岡県にある大型のコンベンションセンター内にある機械室です。

改修工事に向けて、現況と一致する図面の作成依頼でした。同時に、今回の工事で新設する配管のルートを同一図面上に表示するため、3Dレーザースキャナーを使った現地調査を依頼されました。

機械室はワンフロアーで、広さは約200㎡ほど。高所作業が必要な箇所もあるため、通常の現地調査では高所作業車が必要です。

そのため、現地調査にかかる手間と費用の両方を削減できる3Dレーザースキャナーでの現地調査が採用されました。

現地調査

機械室には、配管のほか電気配線なども多くあり、撮影前に図面に落とし込まなくてもよいものとしっかり再現したいものが明確でした。

弊社では、現地調査の実施前に技術者1名が現場に出向いて現場を視察し、見積もりを提出します。物影になっている箇所や干渉物の有無などを確認し、3Dレーザースキャナーを使ってスキャンすべき箇所と点数を確認します。

今回の現場では、機械の下に配管が通っている箇所がありました。こうした場所は影ができてしまうためスキャンするのが難しいのですが、3Dレーザースキャナーをピンポイントに設置し、漏れなくスキャンできました。事前調査によってしっかりと対策できた好事例です。

通常なら現地調査に1〜2週間かかるところ、今回は3Dレーザースキャナーを使用したため、1時間程度で終えられました。「現地調査がこんなに早く終わるなんて!」とお客様から感想をいただきました。

図面作成

3Dレーザースキャナーで得た点群データを元に、図面化を実施します。今回の図面化にかかった日数は4日ほど。現調の翌週にはお客様のお手元に詳細な図面を渡すことができました

3Dレーザースキャナーを使用した今回のメリット

3Dレーザースキャナーを使った今回の事例では、特に次のようなメリットがありました。

  • 技術者1名の訪問で完結
  • 現地調査の所要時間はおよそ1時間
  • 4日で図面完成

現地調査から図面作成まで通常なら1ヶ月ほどかかりますが、3Dレーザースキャナーを使用すれば最短1週間〜10日程度と短期間で完了できます。また、現地調査には多くの人手が必要になりますが、3Dレーザースキャナーを使えば、現場で撮影する技術者が1名いれば足ります。

三興バルブ継手株式会社では3Dレーザースキャナーを複数台所有しており、必要に応じて複数台を活用し現場調査を行います。

撮影が難しい箇所も、経験豊富な技術者によるスキャンで得た点群データには漏れがなく、3Dモデリングや図面化もスムーズに進みます。

3Dレーザースキャナーの詳細はこちらのページをご確認ください。

3Dレーザースキャナーの活用はコスト削減につながる

3Dスキャナーを活用して撮影を行った今回の事例では、現地調査にかかる時間とコスト削減に繋がりました。 お客様からは「現地調査がこんなに短時間でできるなんて驚きだ」「図面ができるまでのスピードがものすごく早い」との声をいただくことができました。

このように、3Dレーザースキャナーの活用によって、現地調査から図面作成までにかかる期間を大幅に削減できます。現地調査の実施前には必ず、3Dレーザースキャナーを使った現地調査の経験が豊富な技術者が訪問し、お見積もりの段階からサポートいたします。

  • 現況と一致する図面がない
  • 新設する配管のルートを図面化したい
  • 時間をかけずに正確な図面を手にしたい

上記のような現地調査と図面化に課題がある場合、ぜひ一度、三興バルブ継手株式会社にご相談ください。

こちらのページからお問い合わせができます。

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