配管ジャーナルPiping Journal

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3Dレーザースキャナー活用事例③現況を図面化して今後の改修工事に役立てたい

現地調査 現況 図面化 改修工事 

この記事では、工場の改修工事のために3Dレーザースキャナーを使った現地調査から現況の図面起こしまでのプロセスについて、実例を挙げて紹介します。

依頼内容

依頼主は福岡県八女市にある工場です。現地調査を実施したのは工場の屋上です。

この工場では、これまで何度も改修工事を繰り返してきましたが、図面は古いものしかなく、実在する設備の設置位置や配管ルートを把握できていない状況でした。今後も必要に応じて改修工事をしていくにあたり、この機会に現況がわかる正確な図面が必要だと考え、現地調査と図面化を要望していました。

現地調査を行う前に、弊社の技術者1名が工場に出向いて工場内を視察し、見積もりを算出して提出します。視察の際、工場の屋上が想定していたよりも広く、30〜40点ほどの撮影が必要だとわかりました。

図面化したデータは、3Dから2Dの平面図にも変換できます。平面図は、設備や機械を再設置する際に役立ちます。

現地調査

調査実施日の朝、技術者1名が現地に出向いて3Dレーザースキャナーによる撮影を実施。撮影時間は2時間程度で終了しました。

図面作成

3Dレーザースキャナーによって得た点群データを元に、図面化します。今回は撮影点数が多く、1週間ほどで完成しました。

3Dレーザースキャナーを使用した今回のメリット

3Dレーザースキャナーを使った現地調査と図面作成にはさまざまなメリットがあります。今回の事例では、次のようなメリットがありました。

  • 技術者1名の訪問で完結
  • 工場を稼働したまま現地調査が可能
  • 図面完成まで1週間

通常、現地調査から図面作成まで1ヶ月ほどかかりますが、3Dレーザースキャナーを使用すれば最短1週間〜10日程度という短期間で図面が完成します。また、通常、現地調査には多くの人の手が必要になりますが、3Dレーザースキャナーを使えば、現場で撮影する技術者が1名いれば完了できます。

また、3Dレーザースキャナーを活用すれば、工場を稼働したままスキャンできます。今回の向上は24時間稼働しているため、稼働したまま通常通りの現地調査を実施するのは非常に難しいのですが、3Dレーザースキャナーを使用すれば機械や設備に触れる必要がないため、工場を稼働したまま実施できます

現地で3Dレーザースキャナーを操作するのは経験豊富な技術者です。3Dレーザースキャナーで得た点群データには漏れがなく、図面化に向けた3Dモデリングの工程もスムーズに進みます。

3Dレーザースキャナーの詳細はこちらのページをご確認ください。

3Dレーザースキャナーの活用はコスト削減につながる

今回の3Dレーザースキャナーによる現地調査と図面化によって現況を詳細に把握できたうえ、工場の稼働を止めず、2時間というごく短時間で現地調査を完了できました。 お客様からは「現地調査の期間を短縮できて助かる」「正確な図面におこすことで打ち合わせがしやすくなった」という声が届きました。

このように、3Dレーザースキャナーの活用により、現地調査から図面作成までにかかる期間を大幅に減らし、現況の正確な図面制作に役立ちます。

  • ・現地調査を短時間で終わらせたい
  • ・工場の稼働を止めたくない
  • ・現況と一致する図面がない
  • ・新設する配管のルートを図面化したい
  • ・時間をかけずに正確な図面を手にしたい

上記のような課題がある場合、ぜひ一度、三興バルブ継手株式会社にご相談ください。3Dレーザースキャナーを使った現地調査の経験が豊富な技術者が訪問し、お見積もりの段階からサポートいたします。

こちらのページからお問い合わせができます。

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